水溶性ゼオライト徹底解説

優れた解毒特性を持つゼオライト ― 水に溶けないゼオライトを水溶性にしたら身体の解毒効果が飛躍的に改善されるだろうか?

日本WCHでは、優れた心臓外科医であると当時に薬理学者であるニコラス・ツィリコス=カラパノス博士(アメリカオハイオ州クリーブランド在住/ギリシャ出身)が十数年かけて開発し、今や米国FDAからその安全性と品質についてお墨付きを持つ、水溶性ゼオライトの科学について、開発した本人を呼んで開かれるウェビナーを開催します。ぜひ以下からご参加ください。

ゼオライトとは何か?

天然ゼオライトは、陽イオン交換、分子ふるい(モレキュラーシーブ)、触媒作用、収着などの貴重な物理化学的特性を持つ多孔質構造の水和アルミノケイ酸塩鉱物です。その分子構造は、AlO4とSiO4の高密度なネットワークを成し、そのキャビティ―(孔)の中にイオンや水などの極性分子を取り込むことができます。

ゼオライトは一般的に、農業、動物飼料添加物、水産養殖、土壌改良剤、肥料、水処理フィルター材、重金属吸収、油ガス吸着剤、水産養殖アンモニア除去、建設、水族館、畜産、環境保護などに幅広く使用されています。

世界の天然ゼオライトの年間生産量は約 300 万トンです。世界のゼオライト生産量の 80% 以上は、クリノプチロライト型の天然ゼオライト鉱物です。

ゼオライトと健康

ゼオライトは、動物の健康にばかりではなく、人体にとっても解毒、抗酸化、抗炎症効果といった極めて良い影響を及ぼすことが確認されており、数多くの研究の対象になっています。

重金属および各種化学物質の毒性は、多くの健康問題の原因となります。したがって、高純度で安全なゼオライト粉末は、環境の重金属やその他の多くの汚染物質をデトックスするのに役立ち、土壌、畜産、農業、において汚染状態を効果的に改善するのに役立ちます。

特に、重金属、放射性廃棄物、臭気、湿気、産業廃棄物、ガソリン、油、グリース、汚染された庭の土壌および農薬や肥料などの炭化水素を除去するのに、ゼオライトは非常に効果的な吸収剤です。

多くの農地における重金属汚染は非常に深刻です。野菜畑におけるカドミウム、ニッケル、銅、鉛の汚染は、それぞれ基準値を上回っていることが多いです。私たちが食べる米、野菜、魚介類、その他の食品に加えて、私たちが毎日飲む水や呼吸する空気は、さまざまなレベルの重金属で汚染されています。

これらの毒素はゆっくりと人体に蓄積し、体の器官系の正常な機能を妨げます。データによると、ヒ素、カドミウム、鉛などの重金属汚染物質は非分解性であり、人体に対して長期的に非常に有害な影響を及ぼすことを示しています。例えば、自閉症、不注意、喘息、アレルギー、不妊症、その他慢性疾患などの疾患の多くが重金属に関連しているとする研究もあります。

ゼオライトの効能

Frontier in Pharmacology誌で2018年に発表された、Critical Review on Zeolite Clinoptilolite Safety and Medical Applications in vivoというレビュー論文では、ゼオライトの人体への良い効果として一般的に認められているものを挙げています:

  • 解毒効果
  • 抗酸化効果
  • 微量元素のドナー
  • 微生物叢のサポート

その結果、次のような好ましい作用が認められています:

  • 脳の保護効果
  • 細胞性免疫系と液性免疫系の活性化
  • 肝臓パラメータの改善
  • 腸内環境の改善
  • 骨の再生

これらは、水に溶けていないゼオライト粉末の懸濁液を摂取した場合で、粒子サイズが微小なもの以外は腸を通過して排出されます。

しかし、毒素の大部分は水溶性で、体内の至る所に到達し蓄積されています。これらの重金属と毒素は、細胞レベルでその機能に弊害をもたらします。

そのため、体内に吸収されやすく(高いバイオアベイラビリティ)、必要とされる所に到達可能なゼオライトが必要です。それが、水溶性ゼオライトによって初めて可能になりました。