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内部告発!メルク社がHPVワクチンの安全検査を実施せず

ロサンゼルスの法廷では、メルク社に対する画期的な訴訟が進行中だ。同社が利益率の高いガーダシルHPVワクチンの安全性を偽ったという主張をめぐり、同社にとって初の陪審裁判となる。
メルク社は安全性試験をしていなかった!
裁判で新たに機密解除された文書から、メルク社が重要な安全性試験を実施しなかった詳細が明らかになった。
社内メールから、メルク社はガーダシルワクチン(HPVワクチン)がワクチンの製造過程でHPVのDNA断片(HPV-DNA)に汚染されていることを「知っており」、規制当局に働きかけて試験要件を回避していたことが明らかになった。
残留DNAに汚染されたHPVワクチン
新型コロナワクチンにおいても残留DNA汚染が明らかになっているが、ガーダシルの残留DNA汚染に関する懸念は10年以上続いている。
2011年、DNA分析の豊富な経験を持つ病理学者のシン・ハン・リー博士は、米国、ニュージーランド、オーストラリア、スペイン、ポーランド、フランスなど数カ国からのガーダシルのバイアル16本に、「高レベル」のHPV‐DNAが含まれていることを発見した。
HPVウイルスのL1タンパク質をコードするためにワクチン製造に使用されたプラスミドDNAに由来するこれらのDNA断片は、製造中に除去されることになっているが、実際には、最終製品に高レベルのHPV‐DNAが残り、アルミニウムアジュバント(AAHS)にしっかりと結合している。溶液中の遊離DNA分子とは異なり、アルミニウム結合HPVのDNAは安定化されており、酵素による分解に抵抗する。
DNA汚染されたHPVワクチンによる人体への影響
注射されるとどうなるのか?
これらの凝集体は免疫細胞に吸収され、Toll様受容体9(TLR9)を活性化し、炎症誘発反応を引き起こす。
リー博士によると、一部の人々、特に遺伝的素因を持つ人々にとって、これは起立性調節障害(POTS)などの自己免疫疾患、またはまれに突然死につながる可能性がある。例えば、筆者の元義理父はMTHFRというアジア人の人口45%が保有しているとされる遺伝子疾患を保有している。彼はインフルエンザワクチンにより自己免疫疾患が発症し、永続的な四肢の麻痺を患ったと診断された。この遺伝子疾患は親から子へと遺伝する。
また、このDNA汚染は、HPVワクチンを接種したグループでは接種していないグループよりも子宮頸がんの発症数が若干の上昇を見せている原因の解明にも繋がるだろう。
接種者に破壊的な影響を与えることもできる汚染された薬剤にも関わらず、注目すべきことに、ガーダシルの添付文書にはHPV‐DNAの存在やそれが有害な免疫反応を引き起こす可能性について何も記載されていない。つまり、隠ぺいされている。
社内メールより過失と隠蔽が暴露
リー博士は訴訟で証言する予定で、彼の証言書は、メルクがHPV‐DNA汚染の問題を認識していたが行動を起こさなかったことを示す重要な証拠を提供している。
リー博士の2011年の調査結果を受けて、メルクはスイスの医薬品規制当局スイスメディックからガーダシルのHPV‐DNAレベルに関するデータを提供するよう求められた。
これに対し、メルクの最高医療責任者カルロス・サトラーは社内メールで同僚に暴露的な告白をした。2011年9月8日、サトラーは「HPV L1プラスミドDNAを特に探したわけではない」と認めた。
それにも関わらず、サトラーは汚染の重要性を軽視し、メルクは「いかなる検査も実施する予定はない」とし、たとえ少量が存在したとしても「これが何らかのリスクに関連するという証拠はない」と述べた。実際には、DNA汚染が何らかのリスクに関連するという証拠はあるが、メルクが証拠を無視している。

翌日、メルクの科学者アニー・スタージェスは「ワクチン中の HPV‐DNA を直接測定していない」と認めた。

メルクは「酵母 DNA」含有量を代理として HPV‐DNA レベルを推定することでスイスメディックを満足させようとしたが、規制当局はこのアプローチを拒否した。スイスメディックのトーマス・ホッティガー博士は、メルクの方法は「完全に目的に適していない」と警告し、酵母 DNA とは異なる挙動を示す HPV プラスミド DNA の検出に特化した PCR 検査を使用する必要があると説明した。

メルクの北米代表デイブ・ウォールパートは、そのような検査を行うことに消極的であり、同僚にメルクが「検査を一切行わない」よう提案した。

2011 年 10 月 21 日、米国食品医薬品局 (FDA) は、メルクが実際に「ワクチンに少量の組換え HPV L1 特異的 DNA 断片が残っている」ことを知っていたと主張する公式発表を行った。メルクの欧州規制担当ディレクター、フランク・ヴァンデンドリーシェ氏は、FDA の発表に反応し、同社が「HPV L1 DNA フラグメントを具体的に検査したことは一度もない」と電子メールで述べた。

メルクは、このFDA の発表を逆手に取り、スイスメディックに新しいデータの要求を取り下げるよう働きかけた。要するに、FDAも認めた既成事実をこれ以上深堀する必要はないと主張したのだ。
スイスメディックはこれに応じ、HPV‐DNA の特定の検査を免除した。その代わりに、メルクは製品のラベルに小さな変更を加えるよう指示され、事実上、重大な安全性の問題を葬り去った。

無能な規制は共謀か
ガーダシルは、HPV L1 DNA 汚染の適切な検査を行わずに承認され、世界中で流通した。規制当局は、厳格な安全基準を施行する代わりに、メルクの欠陥のある検査手順を検査なしで通過させた。
汚染の証拠が表面化した時でさえ、規制当局はそれをほとんど無視し、怠慢と故意の無視のパターンを明らかにした。
説明責任を要求したがらないのは、規制当局と製薬会社の共謀か、甚だしい無能さか、どちらかを示唆しており、どちらもワクチンを接種した何百万人もの人々に壊滅的な結果をもたらしている。
この裁判はメルクの責任を決定するだけでなく、製薬大手をあまりにも長い間、規制から守ってきた規制当局に、長らく遅れていた清算を強いる可能性がある。
2025年2月13日、リー博士は、この裁判で証言台に立って証言する予定だ。
関連情報
以下のイベントで、内部告発をきっかけに大手製薬会社と戦う人々を描いた映画「プロトコル7」を上映します。